チラシを一気に配布する方法(仙台市内の公共施設)
ビフォーアフター
ビフォーチラシを置いてくれる公共施設などを、スタッフが手分けして一軒一軒まわっている。 |
アフター一つの窓口で依頼するだけで、複数のところにチラシを配布してもらうことができ、チラシ配布の作業を省力化できる。 |
手順
1. 概要を知る
今回ご紹介するのは「仙台に情報の背骨を通すプロジェクト(通称:骨プロ/ほねぷろ)」と言います。骨プロには、市民による情報の受発信を支援し、市民活動に関する情報を多くの市民に届けることを目的として、仙台市内12の公共施設が参加しています。チラシサポートは骨プロの第一弾企画です。
市民活動団体やボランティアグループが行うイベント等で、イベント開催日や申込締切などの期日が明記されたチラシを、仙台市市民活動サポートセンター(サポセン)(地図)で受け付け、サポセン経由で他の骨プロ参加施設に送るという仕組みになっています。
参加施設は以下の通りです。各施設によって設置目的があり、例えば子育て支援施設であれば、子育て中の若いお母さんの利用が多いといった特徴があります。しかし、いくつかの目的を持った複合施設もありますし、会議室やホールの利用者は必ずしも施設の設置目的に限定されたものではないこともあります。各施設の詳細についてはそれぞれのホームページをご確認ください。
◯参加施設一覧
仙台市市民活動サポートセンター(市民活動支援施設)
仙台市中央市民センター(市民の自主活動および生涯学習の拠点施設)
せんだいメディアテーク(文化活動施設/情報資料館)
仙台市子育てふれあいプラザのびすく仙台(子育て支援施設)
日立システムズホール仙台(仙台市青年文化センター)(文化活動施設)
エル・パーク仙台(男女共同参画推進施設/文化活動施設)
エル・ソーラ仙台(男女共同参画推進施設/文化活動施設)
仙台市ボランティアセンター(ボランティア支援施設)
仙台国際センター(コンベンション施設/国際交流推進施設)
仙台市子育てふれあいプラザのびすく泉中央(子育て支援施設)
仙台市子育てふれあいプラザのびすく長町南(子育て支援施設)
仙台市戦災復興記念館(戦災復興資料館/文化活動施設)
画像は、仙台市中心部での骨プロ参加施設の位置を示した地図です。
2. チラシを準備する
各施設に配布できるチラシの部数は、1施設あたり10から20枚程度です。送り先によって配布部数を変えたい場合もリクエストに応じてくれます。どの施設に何枚配布したいかにもよりますが、骨プロ用に120枚から240枚程度のチラシを用意しましょう。
チラシラックはA4サイズ用ですので、A4サイズならラックにぴったり収まります。A4サイズ以下であれば受け付けてもらえますが、A4より小さい場合は目立たなくなるので注意しましょう。
また、ラックに収まるとチラシの上部しか見えなくなるので、上部3分の1にタイトルやキャッチコピーなどの目立たせたいところを持ってくるのが、チラシを手に取ってもらえるようにするコツです。
3. 窓口に持っていく
チラシを用意したら、サポセンの窓口にチラシを持参しましょう。
サポセンの開館時間と休館日は以下の通りです。
開館時間 9:00-22:00(月-土) 9:00-18:00(日・祝日)
休館日 毎月第2・第4水曜日・年末年始
窓口で、骨プロでチラシを送りたい旨を伝えます。このときにチラシデータの電子化の希望についても訊かれます(7のチラシの電子化を参照)。
対象となるのは市民活動団体やボランティアグループが行うイベント等のチラシです。営利企業やサークルなどは対象となりません。また、チラシは開催日や申込締切などの期日、主催者名、問い合わせ先が明記されている必要があります。イベント開催日や申込締切日が発送日から1週間以上先のチラシが対象です。期日のない団体紹介チラシやニューズレターなどは対象となりません。また、ポスターも対象外です。
4. サポセン経由で公共施設に送付
毎週火曜日にサポセン経由で骨プロ参加施設にチラシが送付されます(火曜日が祝日の場合は水曜日)。そのため、できるだけ月曜日までに間に合うよう窓口に持っていきましょう。
5. 各施設でチラシを配架
各施設には骨プロ専用のチラシラックがあり、そのラックにチラシが配架されます。チラシが配架される期限は、イベントの開催日や申込締切日までです。連続講座など期日が複数ある場合は、直近の日付までの配架になります。
写真はエル・パーク仙台に置かれている骨プロチラシラックです。
6. 配架期限になりチラシが撤去される
イベントの開催日や申込締切日になると、チラシは骨プロ用ラックから撤去されます。余ったチラシは各施設において処分されます。
7. チラシの電子化
骨プロ申込時に希望があったチラシについては、せんだいメディアテークで電子化し、データがインターネット上に公開されます。電子化できるチラシはA4サイズまでの1枚ものです。
仙台に情報の背骨を通すプロジェクト これまでに配布したチラシ一覧(せんだいメディアテーク)
画像は、電子化されたチラシがダウンロードできるサイトのスクリーンショットです。
コツ
骨プロの対象になるのは、市民活動団体やボランティアグループが行うイベント等で、イベント開催日や申込締切などの期日が明記されたチラシです。当てはまるかどうかや、骨プロのしくみの詳細については仙台市市民活動サポートセンターにお問い合わせください。
また、以下のページもご覧ください。
布田 剛
社会をよりよくする活動を行っている人や組織を支援する非営利組織、地星社の代表。