行政 : 京都市が、市民活動などの総合センタ-案を公表
京都市は7月19日、新設する「京都市社会福祉・市民活動総合センタ-(仮称)」の概要を発表した。
このセンタ-は、「市民活動総合センタ-」、「ボランティアセンタ-」、「景観・まちづくりセンタ-」、及び「市民すこやかセンタ-」(いずれも仮称)の4施設が入所し、NPOや市民活動の一大センタ-として、2003年春にオ-プンするとしている。
この建物は、地上5階、地下2階で、各階の面積約2,780平方メ-トルで、総床面積約13、600平方メ-トルで、最近では類を見ない大型施設である。
市の担当者の説明では、「市民活動総合センタ-」施設の運営は、今後市民団体との協議を行い、京都らしさが生かされる運営にしたいとしている。ここは、災害時に救援活動の中核を果たしたり、他分野のボランティアやNPO活動の総合案内、ネットワ-ク作り等を目的するセンタ-となる予定。
残りの3施設は既に既存の運営団体があり、そこに運営が任されるとしている。
この施設の設立としては、(1)小学校の跡地の有効利用となる。(2)4施設を一体化することでより広範な情報の受発信が出来るようになる。(3)共有スペ-スが利用者の交流の場になり、ボランティア活動や地域のまちづくり活動をはじめとする広範な市民活動の活性化につながる、などがあげられている。
さらに、施設の特徴として、「省エネ対策となる太陽光等自然エネルギ-施設」「深夜電力利用の氷蓄熱式空調」「井戸水利用」「熱線反射ガラス採用」「敷地の緑化」等、建物全体では「京都市・人にやさしいまちづくり要綱」に基づいてバリアフリ-を目指している。