行政 : 福岡市独自の「グループホーム助成制度」開始
福岡市では、平成12年度の単独型痴呆性高齢者グループホームの整備に対して国庫補助に頼らない市独自の助成制度を開始した。
助成対象は、1)法人格を有している、2)痴呆性高齢者の介護に実績がある、3)既存事業との連携ができる場所で、新設又は既存建物の改修でグループホームを整備、4)介護保険法による痴呆対応型共同生活介護事業者として県から指定を受けることが確実等など。
助成対象経費は、
- 施設整備費(グループホームの新築、改築、改修費用)
- 設備整備費(グループホームの備品整備費用)
- 権利取得費(土地及び建物の権利取得等に要する費用)
の経費の合計で1千万円を上限とし、今年度は2ヶ所で、平成13年度以降は、別途受け付けるとしている。
単独助成に至った背景としては、従来の国庫補助制度では、グループホームが特養や保健施設に隣接または併設されていることが条件であり、これでは必然的に郊外型となり、更に設備等の運用に小回りが利かない事が多いことなどから、市独自の助成制度を新設した。
受付は8月21日(月)から8月25日(金)までで、市の高齢者福祉課迄。