行政 : 民主党・NPO委員会 公開勉強会・報告
2000年8月8日、午後5時から6時半まで、参議院議員会館第5会議室において、表記の学習会が開催された。出席者は民主党議員および秘書の約10名。民主党の1/3は先の選挙で初当選した議員とのことだが、出席議員も若々しい顔が目立った。
NPO委員会委員長の岡崎トミ子議員からまずNPOの趣旨と附則の説明、また95%のNPO法人が税制支援を望んでおり、民主党独自で作った税制案については、これまでにパブリックコメントを募集してきたことなどの報告があった。
その後、日本NPOセンター事務局長の山岡義典氏より「NPO・市民活動のいま」というタイトルで、NPOの意味と役割、またNPOのもたらすもの、法改正の課題について講演、また質疑があった。
その後、NPO委員会副委員長の金田誠一議員から、今年秋から冬にかけて民主党の成案をつくるが、その時の焦点となる3つについて以下のような説明があった。
- 税制支援を認められるNPO法人の要件
-昨年12月に作った素案では「全体の収入の1/3以上が、会費・寄附金、助成、補助金、特定非営利活動による収入によって占められていること」としている。
- 審査機関について
素案では「A案:独立した第三者機関を設置」「B案:都道府県知事の認定」と2つの案を示したが、この絞込みが必要。
- 税制支援の内容
素案では、所得の20%までを所得控除できることとしている。できるだけ特定公益増進法人に近いものを作り、広く与えられるようにしたい。
最後に、岡崎委員長が「ある程度ハードルのあるものを示して、民主党としての良い案を作りたい」と締めくくった。
以上