English Page

ニュース

2000年10月10日 10:00

行政 : NPOが盛んな方が良い、7割強

 

 

 社会福祉法人中央共同募金会は、この10月、調査報告書「共同募金とボランティア活動に関する意識調査(第2次)」をまとめ、発表した。

 この調査は、無作為に抽出された全国の満18歳以上の3000人を対象に、今年の6月29日から7月16日までに個別面接聴取によって行われたもの。回収率は、2136人で、71.2%。

 この調査では、「寄附」や「ボランティア活動」「地域社会」との関わりを調査すべく、「災害時のボランティア活動」「寄附文化」「共同募金」「募金ボランティア」「地域社会」「ボランティア活動」「NPO」「共同募金と社会福祉」などの項目について聞いている。

 この調査結果のうち「NPO」および「寄附文化」に関する部分を2回に分けてお伝えする。

 今回は、「NPO」のパートについて。ここでは、次のような調査結果が出ている。


■NPOは中年男性に人気がある?

 「福祉、教育、国際、環境など様々な分野で行われている非営利の市民の活
動を「NPO」と言いますが、NPOということを見聞きしたことがありますか。」
という質問に対しては、

 ・ある = 45.7%
 ・ない = 54.3%

 また、地域ブロックごとの分析では、「ある」と答えた数は、東北地区、首
都圏地区が5割を超えており、北陸地区でも約48%と高い比率を示している
のに対し、九州地区が約41%、四国、近畿、中国地区がいずれも45%未満
と、どちらかというと東高西低の傾向を示している。

 男女の比率では、「ある」と答えたのは、男性が53%、女性が40%と、
男性の方が高い比率を示している。

 さらに年齢と男女をクロスで集計した結果では、「ある」と答えた性別・年
齢層は、多い順に、30代男性の66.7%、40代男性の60%、50代男性
の58.2%と男性が占めており、女性では、50代女性の46.8%が最高となっ
ている。

■期待は高いNPOの活動

 「あなたは、これからの社会で市民が中心となるNPOの活動が盛んになった方
がよいと思いますか。」という質問に対しては、

 ・そう思う           = 41.0%
 ・どちらかといえばそう思う   = 32.5%
 ・どちらかといえばそう思わない =  3.7%
 ・そう思わない         =  1.9%
 ・わからない          = 21.0%

 「そう思う」「どちらかといえばそう思う」の両方を合わせると、約74%
となり、全体の4分の3が「NPO活動が盛んになった方がよい」と考えているこ
とになる。

 また、地域別では、なぜか「そう思う」と答えたのは、四国地区が51.9%
と高く、ついで関東地区(首都圏を除く)が50.9%と2位になっている。

■共同募金の資金をNPOへ配分すべきが過半数

 「あなたは、共同募金の寄附金をNPO団体に積極的に配分していくべきだと思
いますか。」という質問には、

 ・そう思う            = 24.0%
 ・どちらかといえばそう思う    = 32.5%
 ・どちらかと思えばそうは思わない =  8.1%
 ・そうは思わない         =  5.1%
 ・わからない           = 30.4%

 「そう思う」「どちらかといえばそう思う」を合わせると、約57%と過半
数となっている。

出典:「共同募金とボランティア活動に関する意識調査(第2次)」
   発行所:社会福祉法人中央共同募金会
   発行日:平成12年10月

ページ上部へ戻る

MAILMAGAZINE

NPOに関する政策・制度の最新情報、セミナー・イベント情報など月数回配信しています。 NPO法人セイエンのメールマガジン登録ご希望の方はこちらから

contact

特定非営利活動法人
セイエン/シーズ・市民活動を支える制度をつくる会(清算手続中)

〒108-0014
東京都港区芝四丁目7番1号 西山ビル4階
※2021年4月1日より、新住所へ移転しました。シェアオフィスでスタッフは常駐していません。ご連絡は電話・メール等でお願いいたします。2022年4月よりFAX番号が変更になりました。

TEL:03-5439-4021
FAX:03-4243-3083
E-mail:npoweb@abelia.ocn.ne.jp
ホームページ:http://www.npoweb.jp/

事務所地図・交通アクセス

  • 東京都「認定NPO法人取得サポート」
  • NPO法改正&新寄付税率
  • 震災支援情報
  • 認定NPO法人になるための運営指南