行政 : 板橋区でも空教室利用で福祉施設開設
東京都板橋区では平成13年3月から空き教室を利用した2番目のデイサ-ビスセンタ-を開設する。これは区と板橋区教育委員会とが協力し、校長会に高齢者施設として空き教室利用の主旨を働きかけ、その結果実現したもの。
板橋区では平成9年度に、小学校の空き教室を高齢者施設に転用し社会福祉法人に委託・運営をさせてきた。今回は高齢者福祉施設として、これに次ぐ第2番目の小学校空き教室利用となる。
このデイサ-ビスセンタ-委託事業運営の特徴は、事業者に介護保険の介護報酬だけで運営することとして補助金の対象外としたところである。今回は、生活協同組合が受託して運営を行うことになった。区内社会福祉法人やNPO法人にも募集したが、応募がなかったという。事業委託契約は単年度で、デイサ-ビスセンタ-の定員は10~15人とし、給食は外部の配食サ-ビスを利用する。
学校の空き教室を利用した福祉施設の委託事業は、東京都では杉並区、中野区、千葉県では野田市、鎌ヶ谷市、市川市、船橋市、柏市の5市7校などでも行っている。