行政 : 横須賀市で支援センターを民営に
横須賀市は、平成13年10月から、市が設立した「市民活動サポートセンター」の運営を民間に委託する。
横須賀市は、これに先立ち、7月13日に、運営委託団体を決めるための公開プレゼンテーションを開催した。
公開プレゼンテーションは、産業交流プラザにおいて、公募があった6団体により行なわれた。
応募したのは、NPO法人が3団体、委託後にNPO法人格取得予定の団体が3団体であった。
この選考委員は、学識経験者等専門委員2名、市民活動サポートセンター運営委員会委員2名、市民部長の5名で構成され、審査が行なわれた。
その結果、平成13年10月より3年間にわたり、法人格取得予定の「YMCA横須賀コミニティサポート」が、センターの管理運営を受託することが決定した。
年間委託費は、管理運営にかかる委託料約914万円、市民協働推進セミナー委託料約22万円、合計約936万円である。
市では、行政が運営してきた施設をNPO側に委託する目的や、委託先を公開審査する目的として以下のようなことを上げている。
(1)NPO側に委託する目的として
- 市民活動サポートセンターの運営をNPOに委託することで、さらに市民のニーズに合った利用しやすい施設となることが期待できる。
- NPOを支援するNPOが生れ、さらに民間相互支援が促進される環境づくりとなることが期待できる。
- 市民活動促進条例に基づき、NPOに行政サービスへの参入機会を提供し、市民協働を一層推進することが期待できる。
(2)公開プレゼンテーションの目的は
- 公正な審査、選考が行なわれる。
従来、横須賀市では、平成11年11月から、市民活動サポートセンターを行政側で開設・運営してきた。
市民活動を行う団体や個人に、事務的活動の場、情報収集・情報発信の場、交流の場を提供し、市民公益活動の支援施設としてきた経緯がある。