行政 : NPOセンター運営を社協に・愛媛県
愛媛県は、今年4月1日に、県民活動支援センターの「えひめ市民活動ネットワークサロン」を「愛媛県NPO支援センター」と改名し、NPO法人に委託していた運営を県社会福祉協議会に変更し委託した。市民活動センターの運営をNPO法人から社協に変更するのは全国でもめずらしい。
愛媛県では、平成11年に、県民活動支援センターとして「えひめ市民活動ネットワークサロン」を開設し、その運営をNPO法人に委託していた。しかし、今年4月1日から、名称を「愛媛県NPO支援センター」と変更し、運営の委託先もNPO法人から県社会福祉協議会に切り替えた。
愛媛県では、平成10年に、県の市民活動支援懇談会の提言により、県民活動支援センターとして「えひめ市民活動ネットワークサロン」の実験的運用をスタートさせていた。この運用は、平成11年よりNPO法人アクティブボランティア21が2年間、県より委託されていた。
平成14年度より、県は、この県民活動支援センターの名称を変更し「愛媛県NPO支援センター」とし、新たに運営を県社会福祉協議会に委託した。
この変更について県は、「県と市町村の役割分担上、郡部におけるNPO活動の意識、啓発活動が遅れている。今後その啓発が重要な要素と認識した。現状では、それを担うNPO法人は県下には未だ育っていない。そこで市町村での福祉サービスが行き届いている社会福祉協議会組織に対応させるのが良いと今年度は判断した」としている。