行政 : NECとETICがNPO立上支援
6月12日、NPO法人ETICは、NECと共同で、学生を対象とした事業型NPOを運営する起業家を育成する『NEC学生NPO起業塾』をスタートすると発表した。NPOの立ち上げや運営を支援する他、最大50万円まで活動資金の提供も行う。
『NEC学生NPO起業塾』は、当初は3グループの立ち上げ支援を目標に、対象となるグループを7月4日まで募集する。
対象は現在大学院、四年制大学、短期大学、専門学校に通っている学生から構成される、環境、教育、福祉分野などの社会的課題解決を目的として活動しているグループ。
起業塾では、8月から来年の2月にかけて、事業計画をブラッシュアップするための3回の合宿を開催するほか、NECユニバーシティでの能力開発トレーニングや、NECの社員から運営ノウハウに関する相談、指導を行う。また、各グループにNECから活動資金として最大50万円の活動支援金や、ノート型PCが支給される。そのほかにオプションプログラムとして、NPOの実地研修の機会が提供される。
グループは、2003年4月以降に事業化することを目指すものとする。
米国などでは、起業家創出のための専門コースが大学内に設けられるなど、学生向けの支援策が充実している。かねてから、ソーシャルベンチャーに取り組むETICでは、一般向けのビジネスプランコンテストに学生からの応募が多くあったことから、日本でもこのようなニーズが高まっていると判断し、起業塾を開催することとした。NECは社会貢献活動の一環として協力する。
学生向けのこのような企画は日本初という。
詳細は以下のサイトを参照。