行政 : NPO法改正、今国会では困難に
NPO法の改正が今国会では困難な情勢となった。秋の臨時国会での法改正が検討されているが、現状では、確かな見通しはたっていない。
NPO法の改正案は、NPO議員連盟(額賀福志郎会長)が、5月にまとめ、今国会での成立を目指していた。
しかし、NPO法の改正案が議論される予定の衆議院内閣委員会では、個人情報保護法案の審議で、与野党対決となり、審議がほとんど進まない状況となっている。このため、内閣委員会にかけられている他の法案の審議もストップした状況となっている。
このような状況と、7月末に今国会が終了することから、今国会でのNPO法改正案の提出、成立は不可能との見通しとなった。
今後は、秋に開催されると考えられる臨時国会で改正できるかどうかが焦点となるが、個人情報保護法案の扱いがどうなるかが不透明なことから、NPO法改正案の審議の見通しも現状では不透明だ。
NPO法の改正案が、今国会で成立すれば、12月1日から施行が予定されていたが、これで、秋に改正されても、来年度以降の施行が確実な状況となった。