行政 : 大阪のNPO拠点施設、9/6オープン
9月6日、大阪市と同市が出資する企業、またNPO法人との協働事業であるNPO拠点施設「piaNPO」(大阪市港区築港2)がオープンする。piaNPOは、大阪市港湾局の旧庁舎を利用した6階建ての施設。4,5階にNPO16団体(8月20日現在)が入居し、他の階には会議室や保育室、カフェやフェアトレードショップ、ギャラリーなども備えている。
大阪市は、1998年に移転した港湾局の旧庁舎(地上6階地下1階)の有効活用策を公募していたが、同市の第三セクターである大阪港振興株式会社の提案した国際交流・協力NPO拠点構想「piaNPO」を採用、9月6日にオープンする運びとなった。施設の運営は、この構想プランを練ったNPO法人 関西国際交流団体協議会が行う。
「piaNPO」は、地下鉄大阪港駅より徒歩5分に位置し、1階にカフェ、フェアトレードショップ、ギャラリー、2階に情報センターと管理事務所、3階に会議室、和室、保育室を備え、4、5階にNPOの事務所とOA作業室が配置される。また、6階には200人収容できる大会議室から、中会議室、視聴覚可能な会議室も備えている。
入居予定NPOは8月20日時点で16団体。家賃は坪5000円で、市場平均より2~3割程度安いという。
「piaNPO」の目的は、単にNPOに事務所を提供することではなく、「人材育成やNPO産業の創造、国際性あるれる豊かなコミュニティづくり」にあり、NPOがひとつの施設に集積することによる連携や、海外NPOとのネットワークづくりの場としての役割、多セクターとの協働の実験場としても期待されている。
オープン日の9月6日には、式典と記念シンポジウムも予定されている。
piaNPOに関する問合せ先、ホームページは以下のとおり。
piaNPO管理事務所 電話:06-4395-1123
http://www.interpeople.or.jp/news/piaNPO.htm