行政 : 出雲税務署、全国初の出前講座
出雲税務署(島根県出雲市)は、市民からの「注文」に応じて職員が地域に出向き、税に関する説明を行う「出前講座」を全国の税務署に先駆けて始めた。講座メニューのひとつには、「認定NPO法人」も含まれている。
出雲税務署(本多康昭署長)は、10月15日から一般市民を対象とした「出前講座」を始めた。期間は、来年1月31日まで。
出雲税務署が管轄する出雲市、平田市、簸川郡に在住、在勤(学)する人なら、10人以上集まれば、出雲税務署から職員を派遣してもらい、税に関する話を聞くことができる。費用は、会場費以外はかからない。
これまで、企業や学校へ税務署が職員を派遣することがあったが、こうした一般市民を対象とした「出前講座」は全国でも始めての試みという。
講座メニューは、大きく「税務行政」「国税の管理・徴収」「個人の税」「法人の税」の4つに分かれており、「法人の税」の中にはNPO支援税制(認定NPO法人制度)が含まれている。
出雲税務署では、税に関する市民の声を聞くとともに、納税者や市民に税務行政をより理解してもらいたいという想いからこの出前講座を開始したと話しており、11月26日までに6件の申し込みを受けているという。
なお、島根県においては、12月9日に(財)島根ふれあい環境財団21が主催する「NPO実務者研修」においても、認定NPO法人に関する説明会が行われる予定。
http://www2.pref.shimane.jp/furekan/box/event.html#NPO
「出前講座」の詳細は、出雲税務署の次のホームページで。
http://www.hiroshima.nta.go.jp/izumo/demae/demae_hyoushi.htm