行政 : 昨年の平均寄附額は微増
2月7日、総務省統計局は平成14年(2002年)の1年間の家計調査結果を発表した。それによれば、平成14年に一世帯が支出した寄附金額は平均で 2936円で、平成13年より266円の微増となった。なお、1990から2000年までは、一世帯あたりの年平均寄付額は3千円台で推移してきたが、2001年 (平成13年)からは2千円台に落ち込んでいる。
2月7日、総務省統計局は平成14年(2002年)の1年間の家計調査結果を発表した。それによれば、平成14年に一世帯が支出した寄附金額は平均で 2936円で、平成13年より266円の微増となった。なお、1990から2000年までは、一世帯あたりの年平均寄付額は3千円台で推移してきたが、2001年 (平成13年)からは2千円台に落ち込んでいる。 総務省の家計調査は、昭和21年(1946年)7月に始められた「消費者価格調査」から発展したもので、農林漁家世帯を除く二人以上の世帯を対象として、約600の購入品目別の支出に関して詳細な調査を行ってきている。昭和62年(1987年)からは「寄附金」の品目も加わっている。
平成2年(1990年)からの一世帯あたりの寄附金額の推移を見ると、阪神淡路大震災が起きた平成7年(1995年)が5834円と最も高額だが、その後は3千円台をゆるやかに下降していた。
そして、平成13年(2001年)にはついに2670円に落ち込んだ。
これが、平成14年(2002年)は、2936円と266円の微増となったもの。
以下が、平成2年からの平均寄附金額の推移。
平成2年(1990) | 3,451円 |
---|---|
3年(1991) | 3,894円 |
4年(1992) | 3,405円 |
5年(1993) | 3,412円 |
6年(1994) | 3,145円 |
7年(1995) | 5,834円 |
8年(1996) | 3,250円 |
9年(1997) | 3,594円 |
10年(1998) | 3,249円 |
11年(1999) | 3,172円 |
12年(2000) | 3,199円 |
13年(2001) | 2,670円 |
14年(2002) | 2,936円 |
なお、平成12年(2000年)から平成14年(2002年)までの3年間の月別
の寄附金額推移を見ると、寄附金額は1月~3月に落ち込み、7月~10月と12月に多くなる傾向があることが分かる。6月と11月も若干落ち込み、谷間を形成している。
月別の寄附金額推移は、以下の表のとおりである。
月 | 2000年 | 2001年 | 2002年 |
---|---|---|---|
1 | 181円 | 169円 | 131円 |
2 | 99円 | 118円 | 83円 |
3 | 138円 | 162円 | 152円 |
4 | 246円 | 174円 | 149円 |
5 | 269円 | 222円 | 415円 |
6 | 182円 | 166円 | 168円 |
7 | 287円 | 288円 | 351円 |
8 | 218円 | 325円 | 321円 |
9 | 306円 | 252円 | 252円 |
10 | 328円 | 342円 | 371円 |
11 | 201円 | 190円 | 201円 |
12 | 368円 | 262円 | 342円 |