行政 : 千葉県、NPO推進で任期付職員
7月3日、千葉県(堂本暁子知事)は、「NPO施策推進」と「知的障害者在宅支援」の2分野で、任期付職員として民間人を採用すると発表した。地方分権の進展に伴い、県行政の高度化・専門化が進む中で、専門知識と経験をもつ民間の人材を活用するのがねらい。
千葉県が2年間の任期付職員として採用するのは2名。今年の3月24日から4月18日まで募集をして、面接や論文などを通して選考した。
7月21日付でNPO施策推進分野で採用されるのは、大阪府のNPO支援団体の役員の女性(39)。県によれば、「NPO立県千葉」の実現に向けての戦略的な施策の推進に実務経験を生かしてもらいたいとのこと。
知的障害者在宅支援の分野で採用が決まったのは、2000年末まで同県内で障害者施設長を務めていた男性(40)。7月16日付で採用され、知的障害者福祉の地域福祉への転換、および知的障害者がよりよいサービスを受けるための施策の立案と推進に携わる。
千葉県では、今年4月にも観光の分野で任期付職員を採用している。県によれば、近年、地方分権の進展にともなって、ますます専門的な知識を要する高度な施策が求められてきている。任期付職員の採用は、専門分野での実務経験と知識をもつ民間の人材を活用して、それに対応していくのが目的。
千葉県任期付職員の採用については、千葉県サイト内下記を参照のこと。
http://www.pref.chiba.jp/syozoku/a_soumu/gyokaku/jinji/15/annai0303.html