行政 : 多摩中央信金、NPO向融資
多摩中央信用金庫(東京 佐藤浩二理事長)は、6月23日に、「NPO事業支援ローン」を開始したと発表した。多摩地区、およびその周辺の同信用金庫営業地区内の特定非営利活動法人を対象にして、低金利で融資をする。
多摩中央信用金庫は、これまでにも、一般企業に対する融資と同様の条件では、NPO法人に対する融資をしてきた。
今回、新しく始めるのは、NPO法人に特化した融資。資金繰りが困難なNPO法人に対して、一般企業に対する融資に比べて金利などを優遇して、資金面で支援するのがねらい。
対象となるのは、多摩地区、およびその周辺の同信用金庫営業地区内で法人登記をしているNPO法人。地域性、社会性があり、安定した事業収入がある、あるいは今後見込めることが条件。つかいみちは運転資金または設備資金。
融資限度額は500万円。利率は、国または地方公共団体などからの受託業務に関するつなぎ資金は、固定金利年1.0%。その他の資金の上限金利は固定金利年3.0%。返済方法については、資金計画などに基づいて相談の上決定する。担保は原則として不要。保証人は代表者1名を含む役員2名が必要。
担当者によれば、地元NPO法人を支援することは、地元のコミュニテイビジネスを振興することになり、地域密着型の信用金庫としての務めが果たせればいいとのこと。
NPO事業支援ローンについては、同信用金庫サイト内の下記ページに概要が説明されている。
http://www.tamachuo.co.jp/npo.html