行政 : 千代田、NPO提案事業を採択
東京都千代田区は、5月28日、「CSI(顧客満足度指標)を用いた区内行政サービス評価」など5事業について、NPOと協働で実施していくことを決定した。これら事業は、昨年10月に区が募集した「NPO・ボランティアとの協働に関する政策提案」から選定された。
千代田区が募集した「NPO・ボランティアとの協働に関する政策提案」には、13団体22件の応募があった。これらすべての提案に対して、提案団体と区の担当部署とで、事業化をめざして協議を重ね、5月28日に、平成15年度に協働事業化する5事業と、既存事業に組み込む2事業が決定した。
この政策提案制度の目的は、NPO・ボランティアの先駆性、創造性を活かした政策によって、多様化する区民のニーズへの対応と魅力あるまちづくり。事業の選定にあたっては、団体の安定性と事業の具体性、必要性、実行性などを評価した。
協働事業化が決定した事業のひとつ、「CSI(顧客満足度指標)を用いた区内行政サービス評価」は、調査・監査法人のスタッフからなるNPO法人の提案。区内の行政サービス提供施設の利用者に対してアンケート調査を実施して、利用者の満足度(CSI)を測定することで、区民サービスの在り方を検討する。
区は、今年度1000万円の予算を計上して、採択事業を実施する。
今回採択された事業と団体名は下記のとおり。
<協働事業化>
- CSI(顧客満足度指標)を用いた区内行政サービス評価
(特活)ビュー・コミュニケーションズ - 江戸ソバリエ認定制度事業
(特活)神田雑学大学・ディジタルアーカイブシニア - 千代田区におけるジョブコーチ事業
(特活)日本就労支援センター - 千代田区PPP実施体制整備支援事業
(特活)政策過程研究機構(PPI) - 千代田区NPOボランティア連絡協議会の立ち上げ
(特活)SOS総合相談グループ
<既存の事業に組み込む事業>
- 地域における国際理解教育の推進
(特活)地球の友と歩む会 - NGOによる若者へのAIDS啓発プログラム
(特活)HIVと人権・情報センター東京支部
この件の詳細は、千代田区のホームページ、下記を参照のこと。
http://www.city.chiyoda.tokyo.jp/tokusyu/npo/npo.htm