行政 : 板橋区、NPOとの協働事業公表
板橋区では、2002年度に実施した社会貢献活動団体との協働事業の一覧を作成、5月30日、区のホームページで公表した。協働事業は129事業、296団体。うち、法人格をもつNPOとの協働事業は36事業、19団体となっている。
この一覧は、2002年3月に策定された「ボランティア・NPOと区との協働に関する推進計画」の一環として、2002年4月に設置された総務課ボランティア・NPO係が作成した。
区では、2002年7月より全課に「ボランティア・NPO活動推進員」を配置、推進員からの情報を集約したもの。
調査対象となった社会貢献活動団体とは、NPO法人、法人格を持たずに非営利活動を行っている任意団体(ボランティア団体、ボランティアサークル、社会貢献活動を行っている各種連盟など)で、社会福祉協議会、自治会などの地縁団体、体育協会などは含まない。
調査結果からは、協働事業が129事業、296団体(延べ372団体)、法人格をもつNPOとの協働事業は36事業、19団体(延べ45団体)であったことが分かった。
区では、協働した課名、事業名、協働形態、事業概要をまとめたほか、協働した団体名や契約の相手方もあわせて公表している。事業に要した費用は公表されていない。
協働形態は、1、共催、2、実行委員会・協議会、3、事業協力、4、委託、5、情報提供・情報交換、6、後援、補助金・助成金の6つに分類。それぞれの事業例と事業数は以下のとおり。
- 共催
「いたばしボランティア・フェスタ2002」「いたばし区民まつり」など21事業 - 実行委員会・協議会
「板橋農業まつり」「板橋区消費生活展事業」の2事業 - 事業協力
「2002アースデイいたばし」「幼児ふれあいひろば事業」「中学生ボランティア活動啓発事業」など69事業 - 委託
「精神障害者・心身障害者(児)ホームヘルプサービス事業」「生活支援ヘルパー派遣事業」「要介護認定調査委託」など21事業 - 情報提供・情報交換
「プレーパーク研究会」「ブックスタート事業(4か月健診の際に絵本をプレゼントする事業)」など4事業 - 後援、補助金・助成金
「いたばしボランティア基金」「老人クラブ奉仕活動事業」「福祉団体運営費助成」など12事業
区では、このような情報を集約する過程で、職員の意識改革を進めるねらいがあるほか、情報を公開することで、サービスが的確に提供されているものであるかどうかなど、区民の評価に耐えうるのぞましい協働をすすめたい意向だ。
この一覧表は以下のURLで見ることができる。
http://www.city.itabashi.tokyo.jp/soumu/kyodo2.pdf
このような一覧は、東京都でも公表している。
東京都のURLは以下の通り。
http://www.seikatubunka.metro.tokyo.jp/index4files/14kyoudou.pdf