行政 : 静岡県、NPOセンター民間委託
静岡県は、6月5日、同県が運営している「ふじのくにNPO活動センター」の管理運営を委託するNPO団体を募集すると発表した。
「ふじのくにNPO活動センター」(以下「センター」)は、1999年7月に、静岡県内のNPOの活動支援やネットワーク化の拠点として、「公設公営」の形態でオープンした。2001年度からは、今後の運営方式について、有識者と他県の支援センター運営者などによる研究会を設置して、検討を続きてきた。
その結果、今回、センターの管理運営をNPOに業務委託して、「公設民営」にすることを決めて、委託団体の募集を開始した。利用者サイドに立った利便性の向上や、市民の側におけるNPO支援センターの運営ノウハウの蓄積などを図ることが狙い。
対象となる団体の要件は、下記のとおり。
- 静岡県内に主たる事務所があるNPO(民間非営利団体)であること。法人格の有無は問わない。
- 本件受託事業の実施が団体の定款又は規約上可能であること。(又は受託事業開始時までに可能となる見込みがあること。)
- 宗教活動、政治活動又は選挙活動を主たる目的とする団体でないこと。暴力団又は暴力団等の統制下にある団体でないこと。
県は、7月中旬までの募集期間には、県内4会場で委託業務の内容などについての説明会を開催する。その後、書類審査と公開プレゼンテーションをおこなった上で、有識者による審査会で決定。10月から委託を開始する。
静岡県生活・文化部NPO推進室によれば、NPOのネットワークを活かした管理運営を期待しているとのこと。
「ふじのくにNPO活動センター」の業務委託については、静岡県サイト内、下記を参照のこと。
http://www.npo.pref.shizuoka.jp/new0606.html