行政 : 宮城で民間ファンドみんみん設立
宮城県内を対象とした民間のNPO支援基金「地域貢献サポートファンド みんみん」(通称 みんみんファンド)が7月1日、運用を開始した。地域の市民・企業・各種団体等から寄せられた寄付金・助成金を、地域のNPO・市民活動団体に提供する。
「みんみんファンド」は、特定非営利活動法人せんだい・みやぎNPOセンターと、宮城県内の企業・団体15社が共同で運用している「サポート資源提供システム」の資金支援プログラムとして開発されたもの。『「今、資金支援を必要とするところ」へ資金を提供する仕組みとして、また、地域の市民・企業・団体で地域貢献・社会貢献を志向する人々の想いの受け皿として』寄付金・助成金の仲介を行う。
ファンドには、寄付者の想いを活かした資金提供を行うために多様な資金提供メニューが準備されている。「団体指定寄付」の仲介の他、分野指定など一定の条件で公募・選考した上で資金提供を行う「公募助成」、寄付者の名前等を冠して継続的な資金提供を行う「冠ファンド」の設置などがある。またファンドに使途がまかされた寄付金については、一括して「本体ファンド」として扱い、小さな善意を集めてより大きな社会的成果を上げていく仕組みとなっている。
資金支援の対象となるのは、宮城県内のNPO・市民活動団体のうち、せんだい・みやぎNPOセンターが運用する「NPO情報ライブラリー」に登録し、活動の情報を積極的に発信できる団体。寄付の成果がより広く社会に発信されることで、より多くの資金が集まることが期待されている。
せんだい・みやぎNPOセンター常務理事・事務局長(みんみんファンド担当)の紅邑晶子氏は、「地域の多くの企業の皆さんとNPOが共同でファンドを運営していくことで、より幅広い人々の認知と共感を得ることができる」と、このファンドの特色を語る。
現在、ファンド設立記念第1号の助成金として、60万円(10万円×6口)の助成金の公募が行われている。公募期間は8月20日まで。また、それに引き続き、150万円の助成金提供が宮城労働金庫より予定されるなど、今後も継続的な資金提供が行われる予定である。
ファンドの詳細などについては、以下のURLを参照。
- 地域貢献サポートファンドみんみん(みんみんファンド)
http://www.minmin.org/fund/ - ファンド設立記念第1号 助成金
http://www.minmin.org/fund/fund200308.htm - サポート資源提供システム
http://www.minmin.org/SSS/ - NPO情報ライブラリー
http://www.minmin.org/Library/Library.htm