行政 : 金沢市、特区構想を公募
金沢市(山出保市長)は、7月20日から、同市のホームページ内で構造改革特区の提案を募集している。NPOなどの声を生かして、同市にふさわしい構造改革特区の導入を図ることが目的。
金沢市は、7月20日に、同市のホームページ内に特区提案募集サイトを開設した。目的は、NPO、企業、市民の声を生かして、同市にふさわしい構造改革特区の導入を図り、地域経済社会の活性化、地域の振興につなげること。このサイトでは、構造改革特区制度についての説明などを掲載して、実現可能で具体的な特区構想を募っている。
金沢市は「石川グリーン・ツーリズム促進特区」(農家民宿・市民農園開設促進)に一部地域が属しているが、市としての特区認定はない。平成14年8月、内閣府の第1次提案募集に対して、金沢市として伝統環境保存地区の古いまちなみを保存するため、建築基準法を緩和してまちなみの保存を図る「伝統的まちなみ再生特区」を提案したが、現行法で対応可能として不採用となった経緯がある。
同市行政改革推進課によれば、「石川県所轄のNPO法人は100近く設立されている。こうした地域密着型の民間団体が、地元の現状に即した特区構想を提案してくれることを期待している。今後は、寄せられた提案とそれに対する市の見解などをサイト内で公開して、より広く一般の意見を集めることも予定している。」と話している。
特区構想募集サイトは、金沢市ホームページ内の下記URLからアクセスできる。
http://www.city.kanazawa.ishikawa.jp/tokku/