行政 : 札幌でNPO全国フォーラム開催
9月13日、14日、「NPO全国フォーラム2003北海道会議」が札幌市コンベンションセンターで開催された。全国から集まった約900名の参加者が、分科会などで活発な意見交換を行った。
「NPO全国フォーラム」は、日本NPOセンターが中心となって1997年から開催している。全国のNPO関係者が一堂に会して日本社会におけるNPOの役割を考えようというもの。
今回は「”個”を活かす社会~真の民主主義をめざして~」というテーマで、6つのセミナーと9つの講座が設けられた。
約900名の参加者が参加し、活発な議論をかわした。
9つの講座のなかのひとつ「公益のあり方と法制度・税制度」では、シーズ事務局長・松原明が、トヨタ財団シニアフェロー・渡辺元氏、公益法人協会理事長・大田達男氏とともにセッションを担当した。この講座では、公益法人改革の問題点、法人制度と税制度との関係、NPO側としてこの問題にどう向き合うべきかが議論された。
同フォーラム事務局の田尻佳史氏(日本NPOセンター事務局長)は、今回のフォーラムについて、
「今回は、これまで以上に自治体からの参加者が多かった。これは、自治体がNPOとの協働に積極的に取り組みはじめたことの表れだと思う。このフォーラムは、昨年からは”市民セクター全国会議”と交代での隔年開催となっている。年に一回でも、こうした機会に地域、分野、セクターをこえてNPOの関係者が一堂に会し、交流を深め、意見や情報を交換をする場となるように今後も継続していきたい。」
と語った。
「NPO全国フォーラム2003北海道」の速報は下記に紹介されている。
http://npo-hokkaido.org/forum/