行政 : 高岡市、HP開放でNPO支援
8月1日、高岡市(佐藤孝志市長)は、市内のNPO団体の活動を支援するため、各団体がインターネット上ホームページ(HP)を開設できるウェブスペースの無料提供を始めた。活動を広く周知させたいが、紹介する場所や資金的余裕のない小規模団体の要望に応えた。
NPO団体が無料でホームページが開設できる「せんまいけ高岡」サイトは、高岡市が地域社会における健全なコミュニティの発展を目的として、ネットコミュニティ推進事業として設置したもの。
「せんまいけ」とは、富山の方言で「~しようよ」の意味。「私も・・しますからご一緒に・・・」という気持ちを込めてサイト名とした。このサイト内に、NPO法人やボランティア団体は活動報告や情報発信を行うためのホームページ(最大1ギガバイト)を無料で開設することができる。
加えて、掲載団体の代表者間のメーリングリストに参加でき、また、希望すれば団体内のメーリングリストも開設できる。
このサービスの対象となるには、高岡市住民で構成するか同市に関係する活動を行う3人以上の団体で、非営利団体であること、団体の代表者の年齢が満20歳以上であることが要件。
管理・運営は、市内のボランティア団体「ITネットワークアシスト高岡(NAT)」に委託。開設から1ヶ月で、すでに18団体がこのサイトを活用してホームページをオープンしている。
市情報政策課の担当者は、「ネット上では民間プロバイダー事業者などによる無料ホームページ開設サービスがあるが、その場合にはバナー広告が入ってしまうので、NPOは利用するのをためらいがち。
自治体が主体となったウェブスペース開放で、これまでネット上で情報発信したくてもできなかった団体がホームページを開設することで、地域社会における健全なコミュニティが発展するといい」と話している。
「せんまいけ高岡」のURLは下記。
http://www.senmaike.net/