English Page

ニュース

2003年09月02日 10:00

行政 : シーズ、自治体NPO支援策調査

 千葉県(堂本暁子知事)とシーズ=市民活動を支える制度をつくる会は、9月1日、自治体のNPO関連施策の現状に関する調査報告書『地方自治体のNPO支援策等に関する実態調査』をまとめて公表した。調査結果では、自治体の支援策が拡大していることが確認された一方で、自治体職員のNPOへの理解不足など、自治体がNPOとのパートナーシップづくりを進める際の課題も明らかになった。

 

 この調査は、自治体のNPO関連施策の実態を把握し、今後の自治体とNPOとの協働のあり方を検討する目的で、千葉県の委託でシーズが実施したもの。千葉県は、堂本暁子知事の提唱する「NPO立県千葉」の実現に向けて、NPOとのパートナーシップの強化に取り組んでおり、その一環としてこの調査を企画した。

 調査対象は全都道府県、全市、人口2万人以上の町村、および東京都の特別区の計1057自治体で、アンケート票は2003年3月に送付し、777自治体から回答があった。(回答率73.5%)

 調査では、以下のようなことが明らかになった。

  1. 47すべての都道府県、約43%の市区町村が、NPOへの地方税の減免措置を実施したり、32の都道府県、68の市区町村がNPO支援センターを設置するなど、NPO支援策が自治体の間で広がってきている。
  2. NPOとの協働に関して、何らかの検討をしているか、予定しているなどと回答したのは、都 道府県の約94%、市区町村の約60%にのぼる。また、都道府県の約96%がNPOに対する委託事業を行っており、自治体とNPOの協働や委託が広がってきている。
  3. 「自治体職員のNPOへの理解不足」「契約する金額の妥当性が判断できない」「NPOの事務 処理能力に問題がある」など、自治体がNPOとのパートナーシップづくりを進める際の課題 も明らかになってきている。

 本調査の内容は、千葉県NPO情報ネット、下記を参照のこと。
 http://www.chiba-npo.jp/

 また、調査報告書を希望する場合は、シーズのサイト内下記を参照の上、請求のこと。
 https://www.npoweb.jp/aboutcs/cs_info.php3?article_id=807

ページ上部へ戻る

MAILMAGAZINE

NPOに関する政策・制度の最新情報、セミナー・イベント情報など月数回配信しています。 NPO法人セイエンのメールマガジン登録ご希望の方はこちらから

contact

特定非営利活動法人
セイエン/シーズ・市民活動を支える制度をつくる会(清算手続中)

〒108-0014
東京都港区芝四丁目7番1号 西山ビル4階
※2021年4月1日より、新住所へ移転しました。シェアオフィスでスタッフは常駐していません。ご連絡は電話・メール等でお願いいたします。2022年4月よりFAX番号が変更になりました。

TEL:03-5439-4021
FAX:03-4243-3083
E-mail:npoweb@abelia.ocn.ne.jp
ホームページ:http://www.npoweb.jp/

事務所地図・交通アクセス

  • 東京都「認定NPO法人取得サポート」
  • NPO法改正&新寄付税率
  • 震災支援情報
  • 認定NPO法人になるための運営指南