行政 : 千葉県、障害者就業支援で公募
千葉県(堂本暁子知事)は、障害者の就労を支援するための「障害者就業支援キャリアセンター」を12月に設置する。10月20日より、このセンターの運営の委託先となるNPOなどの公募を開始した。
千葉県が12月に開設を予定している「障害者就業支援キャリアセンター」は、就労を希望する障害者が、職業生活を円滑に進めるための職場の基本的なルールや、作業遂行能力、基本的な労働習慣を体得するための支援を行う。
また、就労先となる事業所と障害者本人の同意があれば、センターから職場指導員(ジョブコーチ)を事業所に一定期間派遣して、障害者の職場生活の安定を図る。
センターの建物は、3月まで勤労青少年ホームとして使われていた県施設を改修して利用する。
運営は、民間のノウハウを活かすためにNPOや社会福祉法人、一般企業から公募して委託する。10月20日より公募を開始した。
応募資格は、障害者就業の現状を正しく認識してジョブコーチについてのノウハウをもっていて、事業遂行能力があり、事業実施に際して現在失業中の人を採用することが出来る企業やNPO。
締め切りは11月25日。
応募方法は企画提案方式。11月7日には説明会を実施して、企画提案内容や委託内容について説明をおこなった。
商工労働部雇用労働課雇用対策室の担当者は、
「障害者が継続的に就労できるように支援していきたい。
民間に運営を委託することにしたのは、千葉県が目指す県民参加型県政の一環でもあるが、実際にジョブコーチングなどに取り組んできたNPO法人や社会福祉法人などのノウハウに期待している。企業が就業の現場として蓄積してきた就労ノウハウにも期待している。
実際の雇用につなげていくことをめざしたセンターとなるような企画提案をどしどし応募して欲しい。」
と語った。
「障害者就業支援キャリアセンター事業」委託先の公募については、千葉県サイト内、下記を参照のこと。
http://www.pref.chiba.jp/syozoku/f_rousei/tpgy/kban/ssccj.htm