行政 : 奈良県、ロケ適地データベース化
12月1日、奈良県(柿本善也知事)は、来年3月をめどに、県内の映画やドラマの撮影に適した場所のデータベースを構築すると発表した。その目的は、県内市町村、観光連盟、NPOなどが行うロケ誘致活動(フィルムコミッション活動)を支援して推進すること。県は現在、県民から候補地を募集している。
映画やドラマの舞台にとりあげられると、そのPR効果により地域の活性化が期待されることから、全国各地の市町村、観光連盟、NPOなどがロケ誘致を行う「フィルムコミッション活動」に取り組んでいる。
奈良県は12月1日、県内のフィルムコミッション活動を支援する目的で、県内の映画やドラマの撮影に適した場所のデータベースを来年3月をめどに構築すると発表した。
映画やドラマの制作会社からの問い合わせに対して的確な情報提供ができる体制を整え、より多くのロケを誘致することで観光収入増加などの経済効果をねらう。
県は現在、データベース作成作業をすすめているが、県民からも奈良らしい風景や建物、地域の芸能や風物詩(お祭り)など、ロケにふさわしい場所の情報を募っている。
データベース完成後は、県内市町村、観光連盟、フィルムコミッション活動をするNPOなどに情報を提供する。
奈良県文化観光課の担当者は、
「県内のロケ候補地をデータベース化し、個別にフィルムコミッション活動をしている団体に対して情報提供することで、ロケ誘致を推進していきたい。映画やテレビドラマを通じて、奈良県の素晴らしさがより多くの人に伝われば嬉しい」
と語った。