行政 : 05年白川郷に自然学校開校
合掌集落で有名な岐阜県白川村に、2005年4月、自然の大切さを学ぶ自然学校が開校する。この自然学校は、白川村、現地に土地を保有するトヨタ自動車(株)、(社)日本環境教育フォーラムの協働事業。開校準備がすすむなか、12月31日まで、自然学校ではスタッフを募集している。
岐阜県白川村の合掌集落は世界遺産に登録されている。伝統的な合掌造りの集落と白山の麓のブナ林などの豊かな自然に恵まれた土地。
2005年4月に開校する「トヨタ白川郷自然学校」は、90人が宿泊できる研修施設を備え、自然体験プログラム、合掌造りなど様々なの伝統文化を学ぶプログラム自然エネルギーを体験するプログラムが用意され、こどもから大人までが環境について学べる場となる。
この自然学校は、白川村が環境整備を支援し、トヨタ自動車(株)が社有地172ヘクタールと施設を提供し、(社)日本環境教育フォーラムが環境教育プログラムなどのノウハウを提供する。近く、この3者で構成されるNPO法人が設立され、開校の準備とその後の運営にあたる予定。
開校に向けて自然学校ではスタッフを募集している。募集しているのは、インタープリター(自然解説者)、事務局主任、フロント主任、調理長。締め切りは本年12月末日。
スタッフを募集している(社)日本環境教育フォーラムの担当者は、「自然学校で環境教育プログラムを提供し、訪れる人に満足してもらえるサービスを提供する熱意あふれる人材が集まることを期待している。年齢性別は問わないが、今回は各職種とも経験者を求めている。環境教育に意欲的に取り組んでいこうという人の応募を待っている。」と話している。
トヨタ白川郷自然学校については、日本環境教育フォーラムのサイト内、下記を参照のこと。
http://www.jeef.or.jp/shirakawago/