行政 : 金融庁、金融教育シンポ開催
金融庁(竹中平蔵大臣)の金融研究研修センターは、1月31日に金融教育に関心のある教育関係者やNPO関係者を対象にして、金融経済教育の重要性について考えるシンポジウムを開催する。
金融庁は1月31日の午後1時30分から東京都渋谷区の津田ホールで「金融経済教育を考えるシンポジウム」を開催する。
シンポジウムでは、竹中平蔵金融担当大臣が基調講演をおこない、高校教諭らとのパネルディスカッションにもパネラーとして参加する。
また、当事者としての大学生、高校生や、教える側の教師、保護者からの発表も予定されている。
協力するのは、NPO法人金融知力普及協会。同会は2002年7月に内閣府より認証を受け、金融や経済など「お金」にまつわるさまざまな事柄についての啓蒙活動によって、自立した消費者を育成することをめざしている。金融経済の基礎や金融商品を学ぶカリキュラムを作成し、最近では学校現場にも講師派遣、教材提供などを行っている。
金融知力普及協会の担当者は、
「現在、学校でも社会科や総合学習などで金融経済に関する教育はおこなわれているが、制度に関する勉強や、金融犯罪に巻き込まれないための消費者教育が中心となっている。
これからは、金融のことを理解して、自分のために役立てる力を身につけてもらえるような、金融経済教育が必要になってくるだろう。シンポジウムでは、そういう教育がどのような形で行われることが望ましいのかなどについて参加者と考えていきたい。」
と話している。
「金融経済教育を考えるシンポジウム」については、金融庁のサイト内、下記を参照のこと。
http://www.fsa.go.jp/symposium160131.html