行政 : 東京都、新大学でNPO等体験
2月4日、東京都(石原慎太郎知事)は2005年度に開校する新大学の構想を発表した。この構想には、原則として全学生に就業体験のインターンシッププログラムの履修を義務付けることが盛りこまれている。就業体験先としては、都庁、企業、都立病院に加えて、NPOもあげられている。
東京都は、2005年度に、東京都立大学、東京都立科学技術大学、東京都立保健科学大学、東京都立短期大学の4大学を統合して新大学を開校する準備を進めている。開学に向けて、都は昨年9月より教学準備委員会(西澤潤一座長)を設置して大学の教学事項について検討を重ねている。
2月3日に開催された第5回教学準備委員会では、具体的なカリキュラムの大枠が決まった。
そのなかに、原則として全学生に就業体験のインターンシッププログラムの履修を義務付けることが盛り込まれた。大都市の課題に果敢に取り組み、社会に貢献することができる人材を育成することが目的。
体験現場としては、都庁、都立病院、企業に加えてNPOもあげられている。
東京都大学管理本部の担当者は、
「新大学では都市の現場に立脚した教育研究に取り組んでいきたい。東京都の地の利を活かして、『大都市東京全体がキャンパス』になるような、キャンパスの外でも学生が研鑽を積めるようなインターンシッププログラムになればと期待している。都内には数多くのNPOがあるので、さまざまな分野で学生たちが体験学習できればと願っている」
と語った。
東京都の新大学については、東京都のサイト内、下記を参照のこと。
http://www.daigaku.metro.tokyo.jp/shindaigaku.htm