行政 : 武富士、NPO支援融資を開始
株式会社武富士(清川昭社長)は、4月1日、NPO法人を対象とした融資を開始すると発表した。NPO法人への融資制度は、消費者金融業界では初めての試み。
1日に武富士が発表したNPO法人への融資制度の名称は「武富士ゆめプロジェクト」。このプロジェクトを推進するために、同社は「武富士ゆめ基金」を設置する。
「武富士ゆめプロジェクト」は低金利融資制度と活動奨励金交付制度の2制度からなる。
融資制度については、年率1%で上限は1000万円。対象となるのはNPO法人。返済期間は2年以内。担保は不要。連帯保証人として代表者1名が必要。ただし、500万円以上の融資については、代表者を含む役員2名が必要とされる。
融資に際しての審査は、書類審査と面接。審査は有識者からなる外部審査機関「武富士ゆめ基金評議委員会」を設置して委託する。審査機能を外部に委託することで、透明性と公平性を確保する。5月初旬より受付を開始。平成16年度は融資総額3億円を予定している。
活動奨励金交付制度については、融資制度を利用して返済を完了したNPO法人に対しては、その活動内容や意義、社会貢献度などを審査して活動奨励金「武富士ゆめ大賞」を交付する予定。
また、融資制度を利用したNPO法人については、武富士のウェブサイト等で活動紹介をすることで広報支援していく。あわせて、人材支援として、武富士の社員をボランティアとして派遣することも予定している。
NPO支援プログラム「武富士ゆめプロジェクト」については、武富士サイト内下記を参照のこと。
http://www.takefuji.co.jp/corp/news/040401.pdf