行政 : 認定NPO法人、23に
2004年4月27日、新たに「人道目的の地雷除去支援の会」（東京都）が、国税庁の認定を受け「認定ＮＰＯ法人」となり、官報に公示された。これで認定ＮＰＯ法人の数は２３法人となった。なお同日、すでに認定を受けていた「日本ガーディアン・エンジェルス」と「ワールド・ビジョン・ジャパン」も再認定を受けて公示され、さらに２年間の認定期間を延長していることが分かった。
人道目的の地雷除去支援の会（理事長：飯田亮）は、1998年3月に設立された国際協力団体。国連、国際機関、NGOや被災地の人々と連携しながら地雷除去活動を支援してきており、具体的には、地雷探知技術の開発を軸に、被災地の状況調査、地雷除去活動に必要な資機材の無償貸与、除去プロジェクトの実施を行っている。1999年には、ＮＰＯ法人としての認証を受けた。
人道目的の地雷除去支援の会の認定有効期間は、今年の5月1日から2006年4月30日までの２年間。この期間に同法人に寄附をした個人や企業などの団体は、所得から寄附金額の一定部分を控除できるようになる。
同法人事務局長の冨田 洋氏は、
「私自身は10年前にボランティアとして地雷除去支援を開始し、6年前に支援者の方々とともにNPOを設立。そして今回ようやく認定をうけられた。これもすべて私共の活動を応援いただいてきた皆様のおかげと心より感謝している。これまでは地雷除去に必要な資金・機材を提供する後方支援を行っていたが、昨年から当会自らが地雷除去エキスパートを起用し、現地の農民の方も除去オペレーターとして参加する地雷除去活動を開始している。これからもアジアを中心に被災地の方々と共に汗を流し、緊密に協力しながら人々の自立と復興を目指してゆきたい。」
と抱負を述べている。
同法人の認定により、認定ＮＰＯ法人の総数は２３法人となった。
また、かねてより認定を受けていた「日本ガーディアン・エンジェルス」と「ワールド・ビジョン・ジャパン」は、今年４月末に認定の有効期間が切れることから、認定の再申請を行っていたが、同二法人の新たな認定も4月27日に公示された。新たな認定有効期間は、今年5月1日から2006年4月30日まで。
認定ＮＰＯ法人の一覧は、次の国税庁のホームページで見ることができる。
http://www.nta.go.jp/category/npo/04/01.htm
