行政 : 気象キャスターが出前講座
5月30日、NPO法人「気象キャスターネットワーク」(平井信行代表)は、気象キャスターが小中学校などに出向いて、温暖化などの地球環境問題をやさしく解説する出前講座を実施すると発表した。6月21日まで、第一期目の実施校50校を募集している。
「気象キャスターネットワーク」は、気象予報士及び気象報道の従事者、いわゆる「気象キャスター」が集まって、今年2月に設立されたNPO法人。地球環境問題の解決と気象災害の軽減に関する啓発活動を実践し、環境破壊や災害の防止に寄与することを活動の目的としている。
今年度、「気象キャスターネットワーク」は、地球環境基金の助成を受けて、小中学校などの教育機関等を対象にした地球環境教育の「出前講座」事業を行う。5月30日には、第一期(7月から10月末)の実施校として約50校の募集を開始した。対象となるのは全国の小中学校および子ども会や学習サークルなどの校外活動団体。
応募締め切りは6月21日。
「出前講座」には、実施地と同地域に居住、または、同地域で活躍している気象予報士や気象キャスターが講師として出向く。授業は、最新の研究結果や地域の気象データなどを解説する屋内学習50分と、実験などの屋外学習50分から構成される。なお、この「出前講座」は、助成金を受けて実施するため、無料でおこなわれる。
「気象キャスターネットワーク」によれば、海外では気象キャスターによる環境教育が一般的で、気象学・環境学の知識と話術を兼ね備えたキャスターは講師として歓迎されているそうだ。そこで、「気象キャスターネットワーク」としても、環境教育を通じて社会貢献をしていきたいとのことである。
この「出前講座」の募集については、「気象キャスターネットワーク」サイト内、下記を参照のこと。
http://www.weathercaster.org/NPOWCN/project_main.html