行政 : サンとUPS、海外の子どもにPC寄贈
6月21日、コンピューター事業を行っているサン・マイクロシステムズ株式会社(ダン・ミラー代表取締役社長)と貨物輸送事業をおこなっている UPS ジャパン株式会社(ジェームス・ R ・オーウェンス代表取締役社長)は、海外の恵まれない子ども達へのパソコン寄付を行う共同プロジェクトを立ち上げたと発表した。サンがリサイクルPCにソフトを寄付・導入し、UPSが現地まで輸送する。
21日にサン・マイクロシステムズ株式会社(以下、サン)とUPSジャパン株式会社(以下、UPS)が発表した共同プロジェクトは、両社の専門性を活かして実施する社会貢献プログラム。海外の恵まれない子どもたちに、日本のNPOを通じて中古パソコンを再生して寄贈する。
実施にあたっては、サンが同社のソフトを中古パソコンに寄与および導入して再生して、その国際輸送をUPS が担当する。
6月26日には、第一回目の支援活動として、UPSがかねてより支援してきた NPO 団体「チルドレン・オブ・アジア」を通じて、再生PCとUPS が準備した学用品などを合わせた支援物資を、フィリピン・ミンダナオ島の学校に向けて空路で発送した。
両社はこの共同ボランティア・プロジェクトのための専用ウェブサイトを8月下旬に開設する。そのサイトを通じて、支援を必要としている NPOからの要望の受付を開始する予定。
サンのスタッフは、「このプロジェクトでは、海外で活動している日本のNPO/NGOの要望にこたえる形で支援活動を行っていきたい。要望のすべてに応えられるとは言い切れないが、8月からは専用のサイトを開設するので、支援を必要としている団体は、是非、要望を寄せて欲しい。地域のニーズに則した支援が出来ればと思っている。」と抱負を語った。
この共同プロジェクトについては、サン・マイクロシステムズ株式会社のホームページ内、下記を参照のこと。
http://jp.sun.com/Press/release/2004/0621.html