行政 : 大阪府、空き店舗活用の提案募集
7月1日から、大阪府(太田房江知事)は、NPOなどを対象として、空きオフィスや空き店舗を活用したビジネスモデルの募集を開始した。採択された2件のアイディアに対しては、マーケティング調査費を助成する。締め切りは7月30日。
大阪府は、都市部の空きオフィスや空き店舗を使った生活関連ビジネスモデルの提案コンペを行う。都市部の空きスペースを活かすアイディアを募り、新たなビジネスを創出して、まちの活性化につなげるのが目的。
提案できるのは、大阪府に活動拠点を置くNPO法人かそれに準ずる団体。または、こうしたNPOと連携して事業を実施する企業など。
応募にあたっては、空きスペースを活用した高齢者の生活支援、子育て・保育サービス、余暇関連サービスなど、生活に関連したビジネスモデルを提案する。
募集期間は、平成16年7月1日から7月30日まで。
大阪府は8月下旬に独自性のある提案2件を選定し、ニーズの有無などのマーケティング調査を提案団体に委託する。委託料は1件につき最大800万円。委託期間は平成16年9月から平成17年3月末までを予定している。
また、この事業は「大阪府緊急雇用創出特別基金」を用いたものであるため、委託調査に際しては高齢者や障害者などの就職困難者を5人以上雇用することが条件となっている。
大阪府商工労働部によれば、「採択された提案に関する調査結果は、府のホームページなどで公表し、今後、生活関連ビジネスに取り組もうとする中小企業者などに参考にしてもらえるようにしたい。大阪らしいユニークなビジネスモデルの提案を期待している。」とのことである。
募集要項・提案書については、大阪府サイト内、下記を参照のこと。
http://www.pref.osaka.jp/fumin/html/03978.html