行政 : 2法人が再認定される
国税庁の「認定」を受け、平成14年8月1日から認定NPO法人となっていた「国境なき医師団日本」と「三曲合奏研究グループ」が、再度の認定を受けて7月26日に公示された。両NPO法人は、7月末に2年間の「認定」有効期限が切れることから、再度の認定申請をしていた。この再認定によって、現在24ある認定NPO法人のうち、8法人が2回目の再認定を受けたことになる。
NPO法人の支援税制度として平成13年10月に施行された認定NPO法人制度では、認定の有効期限は2年間。認定NPO法人とされた2年間は、その法人に寄附をした個人や団体の納める税が軽減されるほか、収益事業への課税が軽減される。
平成14年8月1日から認定NPO法人として活動してきた「国境なき医師団日本」(寺田朗子会長)と「三曲合奏研究グループ」(岸 壯人代表)は、今月末に認定期限が切れるため、再度認定申請を行っていた。その再度の認定が、7月26日に公示され、両NPO法人の認定の有効期限は平成18年7月31日までとなった。最初の認定が有効となった平成14年8月から通算すると4年間の認定を受けることとなる。
26日に再認定を受けた「国境なき医師団日本」は、世界18カ国に支部を持つ国際的なネットワーク組織「国境なき医師団」の日本法人。医師、看護婦、助産婦、技術者などが、世界80カ国で医療援助活動を行っている。
また、「三曲合奏研究グループ」は、ボランティアを通じた邦楽の底辺拡大と啓蒙を目的とした法人。邦楽の普及のために、演奏会の開催や、邦楽に関する研究、講演会事業などを展開している。
認定NPO法人の数は現在はまだ24と少ないが、一覧は下記の国税庁のホームページから見ることができる。
http://www.nta.go.jp/category/npo/04/01.htm