行政 : 会計ネット、米国専門家招きシンポ
NPO会計税務専門家ネットワーク(赤塚和俊理事長)が、9月10日、米国の専門家を招き、東京でシンポジウムを開催する。米国のNPO支援の最新情報を紹介するとともに、日本のNPO支援のための政策提言を行う。また、12日にも市民セクター全国会議で、協賛プログラムを実施する。
NPO会計税務専門家ネットワークは、NPO支援のための全国ネットワークで、現在、公認会計士、税理士を中心に200名以上が参加しているNPO法人。
同ネットワークは10日、米国からマーシャル・ハント氏をパネリストに迎え、シンポジウム「会計税務専門家によるNPO支援と政策提言」を開催する。会場は国際交流基金国際会議場(東京都港区)。
ハント氏は、米国IRS(内国歳入庁)に34年間勤務する傍ら、ミシガン州のNPOや低所得者に対して会計・税務のサポートを行っているVolunteer Accounting Service Team of Michiganの活動に20年間参加。現在は同団体のTax Assistance Programの部長として活躍している。
10日のシンポジウムでは、専門家によるNPO支援がさかんな米国の最新事情を紹介し、日本における会計・税務面でのNPO支援のあり方を考える。
また、同ネットワークは、「市民セクター全国会議」でも協賛プログラム「市民セクターにおける会計専門家の役割」を実施する。
12日に開催されるこのプログラムは3部構成で、マーシャル・ハント氏を交えたパネルディスカッション、実務セミナー「NPO法人と消費税」、会計専門家が市民団体関係者からの相談に応じる「個別相談会」と、盛りだくさんな内容。
同ネットワークでは、NPOに対する会計税務の支援に関心を持つ専門家や、中間支援センターのスタッフ、改正消費税法について知りたいNPOや、会計税務面で悩みをかかえるNPO関係者などの参加を広く呼びかけている。
10日の「会計税務専門家によるNPO支援と政策提言」の詳細は、同ネットワークのホームページの「What’s New」コーナー内、「イベントのご案内」にアクセスすると見ることができる。事前申し込みは不要。
http://www.npoatpro.org/
12日の協賛プログラム「市民セクターにおける会計専門家の役割」は、日本NPOセンターの以下のホームページを参照のこと。事前申し込み制で、定員に達するまで申し込みを受付けている。
http://www.jnpoc.ne.jp/