行政 : 公益法人連絡会、秋にも対話集会
公益法人制度改革問題連絡会は、全国対話集会の秋の日程を発表した。9月8日に鹿児島からスタートし、10月29日の東京まで、全国10箇所での集会を予定している。同連絡会では、公益法人関係者のみならず、NPOからの参加も広く呼びかけている。
「公益法人制度改革問題連絡会」は、(財)公益法人協会の呼びかけで、今年3月に発足したネットワーク。現在改革の対象となっている財団法人、社団法人を中心として、シーズを含めた29団体から構成される。
同連絡会では、政府主導の公益法人制度改革の問題点や課題を共有するため、4月の東京集会を皮切りに7月まで、全国の主要都市20箇所で全国対話集会を開催してきた。これには、公益法人関係者を中心に、NPO法人、行政、マスコミ関係者など約700名の参加があったという。
8月6日には、全国からの意見を踏まえ、「意見書」を内閣官房行政改革推進事務局ほか、関係各所に提出している。
秋の対話集会は、鹿児島、秋田、松山、高知など、まだ集会が持たれていない主要都市で開催されたのち、10月29日に東京にもどってくる。これで、全国対話集会は、30回開催されることとなる。
9月以降は、公益法人制度改革に関する有識者会議も急ピッチで議論の集約を進めていくと見られており、これにあわせて、連絡会でも世論喚起を行っていく考えだ。
連絡会では、「有識者会議のこれまでの議論を見る限り、公益法人と中間法人の統合が打ち出されるなど、改革の前提だったはずの『民間非営利活動、とりわけ公益的活動が果たす役割は重要』とした“基本認識”はどこへ行ったのかと思われるほど、多くの問題点を含んでいる。秋の対話集会は、有識者会議の議論を踏まえ、引き続き改革の問題点や課題をともに考え、今後の行動の契機としたい。公益法人の関係者のみならず、中間法人やNPO法人の方々の多数の参加をお待ちしている」と呼びかけている。
全国対話集会の秋のスケジュールは、以下のURLの「制度改革問題連絡会」のコーナーを参照のこと。いずれも、申込みは直前まで受付けている。
http://www.kohokyo.or.jp/non-profit/seidokaikaku/index01.html