行政 : 埼玉県、NPOオフィスプラザ開設
8月29日、埼玉県(上田清司知事)は、県内のNPO法人、市民団体が集う「県NPOオフィスプラザ」を開設した。公募で集まった十六団体が入居。施設利用料は光熱費の実費のみ。一階には交流スペースもあり、自治会など地域住民も使うことができる。
埼玉県が8月29日に開設した「県NPOオフィスプラザ」は、移転した旧埼玉県大宮土木事務所の施設をそのまま活用。二階部分にパーテーションで仕切ったブースを作り、公募で集まった十六団体が入居した。
施設使用料は光熱費の実費のみと格安。ただし、行政の施設のため原則として最長三年間しか使用できない。
一階には交流スペースもあり、自治会など地域住民も使うことができる。
29日の開所式には上田知事も出席。入居団体の関係者と懇談会もおこなわれた。
また、開所式当日は交流スペースで埼玉県の「NPO共同提案推進事業」と「NPO活動本格化支援助成(ステップアップ事業)」の公開プレゼンテーションも実施され、NPO活動の新しい拠点としてのスタートとなった。
埼玉県NPO活動推進課の担当者は、「このプラザは、安価な利用料でNPOにオフィスを提供する支援事業としてだけではなく、さまざまな分野のNPOが集まることで情報交換や団体間の連携が進み、さらに活動が発展する場となることを期待している。すでに、入居団体のメーリングリスト、ホームページ上での掲示板などが準備されているという話も聞いている。また、交流スペースに来た人たちが地元のNPOに関心を深めてくれることも期待している。」と語った。
「県NPOオフィスプラザ」の問い合わせは、埼玉県NPO活動推進課(048・830・2839)へ。