行政 : 子育ての楽しさ伝えるシンポジウム
独立行政法人福祉医療機構は、1月15日に、シンポジウム『「子育て」の楽しさを実感できる社会に』を開催する。エッセイストの海老名香葉子氏や山形弁研究家のダニエル・カール氏、地域の子育て支援グループ「アミーゴ」代表の松田妙子氏などが、子育ての楽しさやこれからの子育て支援のあり方を考える。参加費は無料で、先着120名の申込制。
核家族化や都市化が進み、ともすれば子育てが負担に感じられるような状況が生まれるなか、地域から分断された密室内での虐待などが、近年大きな問題となってきている。
2003年6月に実施された内閣府の「国民生活に関する世論調査」からは、子育てには「喜び」と「負担」の二面性があるという結果が得られており、特に女性の負担感は、男性よりも高い傾向となっている。
これまでは、近所付き合いの希薄化や、核家族化といった少子化の要因探し、負担感緩和の施策などが議論されがちであった。
しかし、「負担」にスポットをあてるばかりではなく、「喜び」に焦点をあて、子どもの存在の意味や子育ての楽しさを実感してもらうことが必要ではないかと、独立行政法人福祉医療機構が企画したのが、このシンポジウム。
シンポジウムは、来年1月15日(土)の13時から16時まで、東京都千代田区の千代田放送会館で開催される。
当日は、淑徳大学教授で、児童相談所の心理判定員、厚労省の児童福祉専門官の経験もある柏女霊峰氏の特別講演に続き、エッセイストの海老名香葉子氏や、山形弁研究家で一男の父でもあるダニエル・カール氏、産前産後中心の支援を地域で展開している「アミーゴ(amigo)」代表の松田妙子氏などを迎えて、子育ての楽しさや今後の支援のあり方などを考える。
先着120名の申込制で、当日は保育ルームが用意される。後日、NHKでの放送も予定されている。
詳細は以下のURLを参照のこと。
http://www.wam.go.jp/wam/