行政 : 愛媛県、ネットでボランティア橋渡し
愛媛県は、11月19日から、ボランティア情報を掲載する県のホームページ「愛媛ボランティアネット」に、ボランティアを希望する個人・団体と受け入れたい個人・団体との間を仲介するマッチング機能を盛り込んだ。あわせて、県内の全市町村に相談窓口を設置して、ボランティアコーディネート事業を開始した。
「愛媛ボランティアネット」は、愛媛県が運営するボランティア情報サイト。
県は、11月19日に同サイトを刷新し、ボランティアを希望する個人・団体と受け入れたい個人・団体との間を仲介するマッチング機能を盛り込み、登録団体・個人の情報を検索できるようにした。ただし、個人については、個人情報保護の観点から匿名で掲載される。
現在、同サイトには、ボランティアを希望する、または受け入れたいという団体645件と個人561件の合計1206件の情報が登録されている。この登録はサイト上で行える。一般の閲覧者は、活動分野、地域などから検索して、自分にあったボランティア活動を見つけることができる。
自分にあった活動が見つかった場合は、その団体にメールや電話で直接申し込む。ただし、障害者の外出支援など活動先が個人の場合は、個人情報の取り扱い上、地域に設置された相談窓口のみでの受け付けとなり、コーディネーターが仲介にあたる。また、条件が合うボランティア活動を探している個人に対して団体が協力を求める場合も、直接連絡を取るのではなく、コーディネーターが仲介する。
県民活動推進課によれば、「県内48市町村にコーディネーターを設置することを目指して、職員研修なども行ってきた。個人情報保護と、ボランティア活動相談によるきめ細かいサービス提供を目的として、オンライン(ネット)だけでなく、オフライン(相談窓口)を同時に開設した。」とのことである。
県は、携帯電話からでもボランティア情報を閲覧できるように、携帯サイト「やるボラ」も同時に開設した。
「愛媛ボランティアネット」のURLは下記。
http://nv.pref.ehime.jp/servlet/Kokai