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2004年12月25日 10:00

行政 : 愛知県、協働検証の場に意見募集

 「NPOと行政の協働に関する会議」の開催準備を進めている愛知県は、協働事例の協議や検証などを行うため、同会議の原案を作成、これに対する一般からの意見を募集している。この会議は「あいち協働ルールブック2004」に基づくもの。募集は1月5日まで。

 

 愛知県はこの5月に、協働にあたって、行政とNPO双方が遵守すべきルールなどを定めた「あいち協働ルールブック2004」を発行。

 8月3日には、これに賛同する約500のNPOと、神田真秋愛知県知事との間で、「NPOと愛知県の協働推進に向けた共同声明」というかたちで署名式も開催し、協働に関するルールづくりに取り組んできている。

 この「あいち協働ルールブック2004」には、「このルールはあくまでも暫定的なものであり、今後、NPOと行政の双方は共同で継続的に検証しながら改善していく」ことや、「そのために、両者の協議・検討の場を継続させる」ことが盛り込まれている。

 このほど意見募集をしているのは、ルールブックに基いて愛知県が作成した「協議・検証の場」の原案に対してのもの。

 この原案では、会議はNPO側8名程度、行政側8名程度の計16名程度で構成し、以下のような役割を担う。

  • 協働事業について、ルールブックに即して実施されたかを検証するための手法を検討する。
  • 具体事例の検証を通じて、協働に関わる課題、問題点を把握・分析し、より質の高い協働とするための改善策を研究・提案する。
  • 検証結果を積み重ねる中で、ルールブックの見直しが必要となった場合には、その改善案を検討する。
  • ルールブックの効果的な普及方策の検討等を行う。

 NPO側でこの会議の構成員になるには、満20歳以上で、このルールブックに賛同するNPOに所属していること。また、実務に精通しており、所属団体を代表して意見が述べられる事務局長クラスの人を想定している。

 さらに、応募するには、1000字程度の小論文が必要で、所属団体の協働実績なども勘案される。小論文はホームページで公開され、それに対して意見や質問があった場合は、応募者が回答する必要がある。

 行政側は、県職員3名、市町村職員5名程度で構成。市町村からは、地域バランスを考慮して選任する。

 会議は年間5回程度開催される予定で、随時、県民やNPOからの意見募集を行うことが特徴。

 このような会議の原案に対し、県はNPOなどから1月5日(水)まで、ファックス又は電子メールにて意見を募集している。

 意見募集の詳細は以下を参照のこと。

 http://aichi.npo.gr.jp/

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