行政 : ホームエデュケーションの国際シンポ
NPO法人東京シューレが、2月27日に、国際シンポジウム「わが家はホームエデュケーション!」を開催する。米国、英国、韓国、台湾などの実践例をきき、国際的視野にたった子どもの成長支援のあり方を考える。
ホームエデュケーションとは、家庭を拠点(ベース)にした教育をさす。諸外国では、このような学校外での教育がさまざまなかたちで認められており、ホームエデュケーションを教育の選択肢のひとつとして、法律で保障する国も少なくない。
東京シューレは、1993年に、家庭をベースにする子どもとその家庭のネットワークである「ホームシューレ」を開始。1994年には、日本初のホームエデュケーションに関する国際シンポジウムを有楽町で開催した。
当時はまだ「ホームエデュケーション」という言葉自体もよく知られていなかったため、このシンポジウムは日本での普及啓発に多大な貢献をしたといわれている。
現在、日本でも広がりをもち、さまざまな取り組みが全国的に行われているが、まだホームエデュケーションに関する法律は日本にはない。また、不登校とホームエデュケーションが密接に関係しているのが日本の特徴だという。
このような日本での経験を諸外国の例と照らし合わせ、国際的視野にたって議論していこうと、第2回目となるシンポジウムが2月に企画された。
シンポジウム「わが家はホームエデュケーション!~日本だけでは見えないこと~」は、2月27日(日)、10時から17時30分まで開催される。会場は、早稲田大学国際会議場(東京都新宿区)。事前申込みが必要。申込み締切は2月18日。
当日は、オルタナティブ教育の先駆者で10年前の第1回シンポジウムにも来日した、パット・モンゴメリー氏(米)から、この間の世界の状況について報告を聞く。また、イギリス、ニュージーランドの実践や、韓国、台湾などアジアの取組み事例も聞くことができる。
前日の26日(土)には、「ホームシューレ全国合宿」を行う。子どもスペースも用意されており、ホームシューレの会員以外の参加も可能。
詳細は以下のホームページを参照のこと。
http://www.shure.or.jp/