行政 : NPO、障害者雇用でカフェ開店
NPO法人リベラヒューマンサポートは、4月1日に、静岡県三島市の中心地に「珈琲館」のフランチャイズ店として、障害者の雇用の場とする喫茶店「珈琲館 NPOカフェ」を開店する。
リベラヒューマンサポート(三好悠久彦理事長)は、1989年に有限会社として設立。行政や企業との協働により、障害者や、学校や社会でつまずいた青少年の支援と雇用の創出をめざして活動を続けている。2000年7月にはNPO法人として認証され、学校教育を補完する「リベラスコーレ」、障害を持つ人たちの雇用支援である「リベラインダストリア」、「リベラ知的障害者デイサービス事業所」などを運営している。
リベラヒューマンサポートは、三島市に新築される「本町タワービル別館」のオープンにあわせて、4月1日、同ビル2階に「珈琲館 『NPOカフェ』」を開店する。場所は三島駅から徒歩12分、三島市の中心市街地。
「珈琲館 『NPOカフェ』」は、全国展開している喫茶店チェーン「珈琲館」のフランチャイズ店。このカフェは、障害を持った人たち、社会でつまづいてしまった青年たちを雇用することで、彼らの雇用と社会体験の場とすることを目的としている。4名の障害者の雇用が決まっており、現在、就業訓練が行われている。他にも、同NPOが運営する「リベラスコーレ」の卒業生などの雇用も予定されている。
リベラヒューマンサポートによれば、このカフェは、同NPO法人のミッションを理解した企業(珈琲館株式会社)、行政(静岡県労働局、静岡県商工労働部職業能力開発室、独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構など)の協力によって実現したとのこと。全国展開するカフェのフランチャイズ店に、健常者とともに障害者を雇用することで、ノーマライゼーションを実現する豊かなまちづくりに寄与したいと抱負を語っている。開店後は、来客者の憩いの場となるよう、ミニコンサート、絵画展なども催す計画という。
NPO法人リベラヒューマンサポートのホームページは下記。
http://www2.ocn.ne.jp/~libera/