行政 : ユナイテッド航空、津波復興にマイレージ
ユナイテッド航空(米国)は、同航空のマイレージ・プラス会員がインド洋大津波の支援活動を行っているNGOに寄付した場合、マイレージを提供するサービスを行っている。寄付先のNGOは、ユナイテッド航空が指定した主に米国のNGOに限られるが、寄付を民間から促進するユニークな復興支援といえる。
ユナイテッド航空は米国に本社を置く、世界でも最大手の航空会社。
同航空では、指定するNGOに、同航空のマイレージ・プラス会員が50ドル以上の寄付を行った場合、同航空からその会員に500ボーナスマイルを提供するサービスを行っている。
また、その会員が寄付する際、「セゾンUAカード」または「マイレージ・プラスUCカード」を使用すると、通常加算されるショッピングマイルの2倍のマイルを提供する。
指定されているNGOは、インド洋の津波被害の支援を行う、アメリカ赤十字やアメリカのセーブ・ザ・チルドレンなど7団体。米国のNGOが中心だが、日本では、日本救援援助隊が指定された。
この7団体に寄付した会員は、領収証に名前、マイレージプラスの会員番号、クレジットの場合は、クレジット会社名を記入してユナイテッド航空にFAXする。
領収証は、2004年12月26日から2005年2月28日までの日付のものが対象。このサービスは、全世界で先着1万人まで。
同航空は、ほかにも、タイ、インドネシア、スリランカ等への救援物資の運搬のためにカーゴスペースを提供するなど、様々な支援活動を展開している。
ユナイテッド航空の支援活動についての詳細は、以下のホームページの「マイレージ・プラス」のコーナーを参照のこと。
http://www.unitedairlines.co.jp/