行政 : 神楽坂で「路地シンポジウム」
3月28日(月)の午後6時より、シーズも事務所を置く東京都新宿区の神楽坂において「第5回神楽坂・連続路地シンポジウム」が開催される。主催は、NPO法人「粋なまちづくり倶楽部」。「海外から見た日本の文化と路地のまち」をテーマに、アジアの視点から中国のゲスト講師らを中心に、路地や横町を題材としながら都市空間的意味と価値等について議論する。参加費は1000円から(学生割引あり)。
「粋なまちづくり倶楽部」は、1991年に発足した「神楽坂地区まちづくりの会」から発展し、神楽坂界隈の優れた空間や庶民文化を継承しつつ、落ち着いた中にも活気に満ちた街に発展させようと、さまざまな事業を展開しているNPO法人。
これまで、「まち歩きガイド事業」「空き建家等の神楽坂らしい利用・斡旋事業」「伝統工芸品の修理取り継ぎ事業」「まちづくり講座事業」「まちづくり及び住環境改善に関する相談事業」「まちに関する出版事業」「その他、まちづくり・すまいづくりに関する事業」など、ユニークなまちづくり活動を行っている。
この一環で、2003年11月からこれまで4回の「連続路地シンポジウム」も開催。第1回目はヨーロッパの路地と界隈の魅力、第2回目は路地保全の法制度的可能性、第3回目は江戸のまちと路地の文化、第4回目は大阪・法善寺横町や空堀地区の路地活動の事例、がそれぞれのテーマだった。
第5回目となる今回は、「海外から見た日本の文化と路地のまち」というタイトルで、拓殖大学国際開発学部教授の呉善花氏、立教大学観光学部助教授の杜国慶氏を講師とし、アジアの視点から路地のあるまちの魅力や日本文化の特色について認識を深めると同時に、路地界隈の魅力を活かしたまちづくりなどについても議論をする予定。コーディネーターは、東京大学大学院教授の西村幸夫氏。
日時や参加費などの詳細は以下のとおり。事前申込み要。
日時:
2005年3月28日(月)
開場 17時半
第1部 18時~19時半
第2部 19時半~21時
会場:
第1部 路地シンポジウム
東京理科大学森戸記念館第1フォーラム
(東京都新宿区神楽坂4-2-2)
第2部 懇親交流討論会
神楽坂善国寺毘沙門天書院
(東京都新宿区神楽坂5-36)
ゲスト講師:
拓殖大学国際開発学部教授 呉善花氏
立教大学観光学部助教授 杜国慶氏
コーディネーター:
東京大学大学院工学系研究科・工学部都市工学科教授
西村幸夫氏
構成:
第1部 路地シンポジウム
呉善花氏の講演
「海外から見た日本の文化とまち」杜国慶氏の講演
「世界遺産麗江古城の町並み」西村氏、呉氏、杜氏による鼎談
質疑応答
第2部 懇親交流討論会
軽食をとりながら、ゲスト講師、ホスト講師、参加者一同が車座状態で意見交換。
参加費:
第1部のみ:一般1000円(学生500円)
第2部のみ:一般2000円(学生1500円)…軽食費込み
第1部/第2部通しの場合:一般2500円(学生2000円)
定員:
第1部 100名
第2部 60名
参加申込先:
粋なまちづくり倶楽部事務局 担当:山下馨
電話03-3260-6260
ikimachi@syoutengai-web.net
主催:
NPO法人粋なまちづくり倶楽部
共催:
神楽坂まちづくりの会
後援:
新宿区
(財)ハウジングアンドコミュニティ財団
東京理科大学
NPO法人日本都市計画家協会
日本建築家協会関東甲信越支部情報開発部会