行政 : 海外へ千台目の「飛んでけ!車いす」
日本で不要になった車いすを修理し、海外渡航者に託して途上国の人たちに届ける活動を行っているNPO法人「飛んでけ!車いす」の会は、5月28日に1000台目の車いすをペルーに向けて送り出した。
札幌市で活動する「飛んでけ!車いす」の会は、1998年に発足。2000年にNPO法人となった。
「飛んでけ!車いす」の会は、国内の使われなくなった車いすを修理して、海外旅行に行く人に託し、途上国の施設や病院などに届けてもらう活動を行っている。飛行機でも搭乗者の手荷物扱いにすれば輸送費がかからず、運び役を務める旅行者にとっては、単なる出張や観光では得られない現地の人たちの交流の機会となる。
同会は、これまで、ベトナム、タイ、フィリピンなど48ヶ国に車いすを贈ってきた。車いすの提供、集配、修理・整備、現地への運び役など、1台の車いすに関わるボランティアは6人程度。この7年間の活動で、延べ6000人以上のボランティアが参加してきたことになる。
5月28日、「飛んでけ!車いす」は1000台目の車いすをペルーに向けて送り出した。1000台目と1001台目の車いすを運んだのは北海道大学の教授。ペルーで開催される学会に出席する機会を利用してのボランティア活動となった。
「飛んでけ!車いす」の会のホームページは下記。
http://www6.plala.or.jp/tondeke/