行政 : 警察庁、HPで非行防止ボラ支援
7月7日、警察庁は、少年の非行防止に取り組むボランティアの活動を支援するため、基礎知識や先進的な取り組みなどを紹介するホームページを開設した。
警察庁によると、少年の非行防止・健全育成のためには、地域住民の自発的な活動、警察等の行政機関との連携が必要とされ、昨年4月時点で、街頭での声掛けや相談活動などに携わるボランティアは全国に約6万人いるとのこと。
こうしたボランティアの活動に役立ててもらう目的で、警察庁は7月7日に、同庁のサイト内に「次代を担う少年の非行防止・保護活動の体験交流ガイド」というページを開設した。
「次代を担う少年の非行防止・保護活動の体験交流ガイド」では、各地で非行防止活動に取り組むグループを紹介。団体プロフィールや活動内容だけではなく、活動上の課題や今後の展望なども聞き取って掲載している。
また、街頭補導活動に際しての心構え、具体的なケースでの対応方法も掲載。
たとえば、「タバコや酒を所持していたり、喫煙や飲酒の現場を発見した場合」の対応としては、「反省を促すために、自分の手で捨てさせる。そして、未成年の喫煙や飲酒が違法であること、また成長期の体への悪影響などをきちんと説明し、薬物などに手を出す前に、やめさせること。そのためには、喫煙、飲酒、薬物乱用に関する知識を少年保護ボランティア自身も身につけておくこと。」と説明されている。
さらに、警察への引継ぎ、保護者との連携などについても記載されている。
警察庁では、少年の健全育成活動を志す人にそのやりがいを伝え、活動の仕組みをより深く理解してもらうために、実際に活動している人たちの生の声を数多く盛り込みんだとのこと。同庁では、「少年の非行防止に取り組むボランティアの研修資料として役立ててもらいたい」としている。
「次代を担う少年の非行防止・保護活動の体験交流ガイド」のURLは下記。
http://www.npa.go.jp/safetylife/syonen22/