行政 : 仙台、公共施設にNPO情報ラック
仙台市市民活動サポートセンターは、6月から市民が利用する公共施設に、NPOが作成したイベントなどの案内チラシを置くための専用ラックを設置する活動を開始した。7月末現在、市内8箇所に設置されている。
仙台市市民活動サポートセンターが、NPOなどの市民活動団体の情報発信を支援するために開始したプロジェクトの名前は、「仙台に情報の背骨を通すプロジェクト」。
これまで、仙台市内でNPO活動のチラシやパンフレットをまとめて置いているのは同サポートセンターと、みやぎNPOプラザだけだった。そこで、より多くの市民にNPOの活動に関する情報に接してもらい、市民活動のすそ野を広げるために、市民の利用が多い公共施設に、NPOのチラシ専用ラックを設置するプロジェクトを開始した。
仙台市市民活動サポートセンターによれば、設置するのはA4判のチラシが30種類収納できる専用ラック。配布するチラシの内容は、ボランティア活動の募集、NPOのイベントの案内やセミナー情報など。NPOから配布依頼されたものを、同サポートセンターがチェックした上で、週1回、約10種類(各25枚程度)を設置施設に送り、並べてもらうとのこと。
すでに、この専用ラックは、6月には同サポートセンターのほか、せんだいメディアテーク、子育てふれあいプラザ、情報・産業プラザ、青年文化センター、市中央市民センターの6箇所、それらに加えて、7月にはエル・パーク仙台、エル・ソーラ仙台の2箇所に設置された。
仙台市市民活動サポートセンターの担当者は、「多くの市民が利用する公共施設でNPOの活動情報を提供するによって、これまでNPO活動に参加していなかった人たちにも関心を持ってもらい、市民活動の活性化につながることを期待している。また、様々な分野のNPOの活動をまとめて置くことで、これまで関心を抱いていなかった分野の活動情報にも触れる機会となればいい。公共施設の協力を得ながら、さらに設置場所を増やしていきたい。」と抱負を語った。