行政 : NPO法人初の「TMO」誕生
NPO法人「いたみタウンセンター」が、NPO法人として初めて、伊丹市からTMOの認証を7月5日に受けた。TMOとは、中心市街地活性化法で規定される「まちづくり機関」のこと。今年4月から中心市街地活性化法の政令が一部改正され、NPO法人もTMOの認証が受けられるようになった。
「TMO」とは、タウンマネジメント機関(Town Management Organization)の略。別名「まちづくり機関」ともいい、1998年に施行された中心市街地活性化法に基づいて市区町村が定めた「活性化基本計画」に沿った具体的事業を計画したり、推進していくための機関。
地域の商店街振興組合等は、事業計画をTMOと共同で作成し、経済産業大臣の認定を受ければ、補助金や税制優遇措置、中小企業基盤整備機構による高度化融資といった支援の対象となる。
1998年の中心市街地活性化法施行後、TMOには、商工会・商工会議所、第三セクター特定会社、財団法人がなれるとされていたが、今年4月から中心市街地活性化法の政令が改正され、一定の要件を満たすNPO法人もTMOになれるようになった。
兵庫県伊丹市にある「いたみタウンセンター」は、2001年に立ち上げられて、まちづくりに関する調査・研究事業や、様々なジャンルのダンスパフォーマンスを集めたイベント「いたみわっしょい」などの企画運営を行ってきた。
平成17年4月の中心市街地活性化法の政令改正を受けて、「いたみタウンセンター」は、兵庫県に対してNPO法人認証を、伊丹市に対してはTMOの認証を申請。7月5日にNPO法人となり、同時にTMOの認証も受けた。
「いたみタウンセンター」は、TMOの認定を受けたNPO法人の第一号。
「いたみタウンセンター」のホームページは下記。
http://www.itami.jp/tmo/framepageITC.htm