行政 : JICA、NGO職員の修士取得支援
JICA(国際協力機構)は、国内の大学院への入学金、授業料、海外フィールドワーク費用など、2年以内での修士課程修了に必要な経費(一部)を負担する「NGO国内長期研修」への希望者を募集している。対象は、国際協力活動を行う日本のNGO専従スタッフで、締切りは10月11日。
独立行政法人国際協力機構(JICA)は、NGO活動に携わる人材の研修を支援することで、日本のNGO活動のさらなる向上に貢献したいとして、NGOの専従スタッフを対象に、希望する国内の大学院の修士課程(博士課程前期含む)での必要経費を一部負担する。
これは、「NGO国内長期研修制度」と呼ばれるもので、現在、平成18年度入学希望者の募集を行っている。今回で第6回目の募集となる。
JICAが負担するのは、次の2種類。
- 入学金、授業料、実習料等、研修機関に納付する経費のうち、2年以内での修士課程修了に必要なものとしてJICAが認めるもの。
- 授業の一環として、海外でフィールドワーク等を実施する場合の必要経費(渡航費、滞在費等)のうち、JICAが認めるもの(内容は別途審査。原則として、研修実施期間中1回のみ)
研修時期・期間は、平成18年4月1日から19年3月31日までに大学院に入学し、2年以内に修了するもの。
研修先機関は、日本国内の大学院の修士課程(博士課程前期含む)で、夜間、通信課程も対象となる。
応募資格は、次の8点。
- 所属NGO等において将来にわたりNGOの実施する国際協力活動に貢献する強い意志を有し、また可能であること。
- 応募の理由と希望する研修内容が、JICAの研修制度の目的に相応しいこと。
- 国際協力活動を行うNGO(国際協力NGOセンターが発行する『国際協力NGOダイレクトリー2004』に掲載されている団体、又は同誌の掲載基準を満たす団体)に、専従スタッフ(主たる就業先として週5日以上就業)として所属すること。
- 応募する大学院に合格する資格及び能力を有すること。
- 博士号を取得していないこと。
- 応募分野での修士号を取得していないこと。
- 平成18年4月1日から平成19年3月31日までに大学院に入学し、研修を開始する意思があること。
- 所属団体の代表者からの推薦があること。
応募締切りは10月11日。
詳細な募集要項については、次のホームページを参照のこと。
http://www.jica.go.jp/recruit/ngo/