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2005年09月03日 10:00

行政 : NPO支援財団研究会シンポジウム

 9月10日、秋田でNPO支援財団研究会主催のシンポジウムが開催される。シンポジウムのタイトルは「地域社会の活性化と助成財団の役割」。同研究会はこの秋田を皮切りに、今後、全国で同テーマのシンポジウムを連続開催していく予定。

 

 NPO支援財団研究会とは、2001年に、助成財団の資金強化策の検討と、いかにして助成財団とNPOの協働によって社会のニーズに対応していくかを研究するため、財団関係者とシーズの松原を含むNPOの有志で立ち上げた研究会。

 参加団体は、伊藤忠記念財団、キリン福祉財団、助成財団センター、損保ジャパン記念財団、損保ジャパン環境財団、中央共同募金会、トヨタ財団、日本NPOセンター、日本経団連、庭野平和財団、三菱財団、読売光と愛の事業団、とシーズ。毎月1回のペースで助成財団によるNPO支援の方策について研究会を続けている。

 同研究会は、これまで4回のシンポジウムを開催し、助成財団の現状、果たすべき社会的役割、新しい試みについて、助成財団、企業、学者、NPOの立場から検討し、助成財団の目指すべき方向性や制度のあり方を考えてきた。

 発足5年目を迎える今年度、同研究会は、NPO活動が地域社会に根をおろすための支援について考えることとし、「地域社会の活性化と助成財団の役割」をテーマに、全国各地でシンポジウムを開催する。

 9月10日、午後1時半から6時、皮切りとなる第一回目のシンポジウムが秋田県で開催される。共催は、あきたNPOセンター。会場は遊学舎(JR秋田駅東口より車で15分)。参加費は1000円。定員は100名。

 当日のプログラムは、ビデオ上映「新しい社会の創造を目指して」、地域アドバイザーの結城登美雄氏のプレゼンテーション、パネルディスカッション、名刺交換・交流会からなる。

 シンポジウムのパネリストは、下記の5氏。

  • 奥山直巳
    (あきたランドアート協議会事務局担当)
  • 姜(かん)尚中(さんじゅん)
     (東京大学教授/トヨタ財団「地域社会プログラム」選考委員長)
  • 高清水由美子
    (秋田・生と死を考える会 世話人・会計)
  • 高橋修
    (秋田県生活環境文化部県民文化政策課 地域活動支援室副主幹)
  • 松村康子
    (特定非営利活動法人子育て・高齢者介護サポート「ばっけの会」理事長)

 コーディネーターは、菅原雄一郎氏(あきたNPOセンター・常務理事)。

 NPO支援財団研究会では、今年度は10月8日に北海道で、その後は長野、東京でシンポジウムを開催する。来年度は西日本中心に同様のシンポジウムを展開していく予定。

 シンポジウムの詳細、申し込み方法などは、NPOWEBの下記を参照のこと。

 https://www.npoweb.jp/event/event_info.php?article_id=2257

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